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第2回ニュータウン人縁卓会議参加

第2回ニュータウン人縁卓会議 千里発・Newニュータウンへの再生

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一昨年の10月に多摩ニュータウンで初めて開催された「ニュータウン人縁卓会議」の第2回目が2008年2月16日、大阪府の千里ニュータウンで開催されました。

第1回目は、高蔵寺ニュータウン、千里ニュータウン、筑波研究学園都市、そして多摩ニュータウンと全国4つのニュータウンから、様々な活動をしている住民が集まり、情報交換と交流を目的に会議を開催しました。第2回目は、千里ニュータウン、高蔵寺ニュータウン、筑波研究学園都市、多摩ニュータウンの他、関西地域の泉北ニュータウンをはじめ洛西、狭山、真美ヶ丘、西神、名舞、彩都、香里の12ニュータウン・団地から15名のニュータウン人がパネリストとして集まりました。

縁卓会議に先立って、午前中はバスで千里ニュータウンの見学会が行われました。千里ニュータウンの中心部にある千里阪急ホテルの前からほぼ満席の大型バスで「千里ニュータウンはやわかり」のツアーです。地元FMラジオのレポーターがバスの中から生放送で参加者の熱気を伝えてくれました。

大阪の都心から電車で20~30分の便利な立地条件で開発された日本で最初の大規模ニュータウン。計画人口15万人、現在は9万人が暮らす街は、多摩ニュータウンと同じように戸建て住宅の地区と集合住宅の地区がありました。昔からある竹やぶが散在し、樹木も大きく育って、最初の入居からすでに46年が経過した街の歴史を感じました。団地の建替えも多摩ニュータウンよりずっと早く進められていて、民間企業がすでに建替えた高層マンションも数棟見られました。印象的だったのは、建替えに伴う一時的な転居のためのマンションが最初に建築され、数棟の団地の建替えが一棟ずつ順番に行われているという現場を実際に見学できたことでした。多摩ニュータウンは新たに建設途中の住区がある進行形の街ですが、千里ニュータウンは住民の高齢化の一方で建替え後のマンションには、若いファミリーが入居予定という、あちこちで更新が進行している街です。

今回の「第2回ニュータウン人縁卓会議」には、テレビ局、新聞社など沢山のマスコミが取材にきていました。富永理事長は「ニュータウン人縁卓会議」の仕掛け人としてバスツアーの間も取材ぜめに合っていました!

バスツアーの終着は千里ニュータウン最北にある縁卓会議の会場「千里藤白荘」。宿泊もできる施設です。食堂で昼食をとり午後1時30分からの基調講演でプログラム開始です。

「ランドスケープの視点から千里ニュータウンのリ・バイタリゼーション(再生)を考える」と題した大阪府立大学大学院教授 増田 昇先生の講演では、千里ニュータウンの更新について、国内や外国の事例を紹介しながら様々な提案がありました。現状の緑を多目的に活用する工夫でコミュニティを深めることができるのではという提案や近隣センターは歩ける範囲内にあることのメリットを基本に新たな発想で暮らしを豊かにする機能を備えるセンターにできるのではという提案など、興味深いものが沢山ありました。

基調講演が終了するころから、会場は立ち見がでるほど満席状態になり、熱気も一段と高まってきました。

第二部は、はいよいよ15人のニュータウン人による意見交換・縁卓会議です。大阪大学大学院教授の澤木 昌典先生がコーディネーターを務めてくださいました。まずは、各ニュータウン・団地の紹介を含めた自己紹介から始まりました。香里団地や明舞団地など千里ニュータウンに匹敵するくらい歴史のある街もある一方で、まだ住み始めて4年くらいしか経過していない団地もありました。全体では、団地の建替えや、少子高齢化に伴う課題、コミュニティ形成などが共通した話題であり、それぞれのニュータウン・団地での取り組みとして、自治会活動や研究会での街づくり、花と緑をテーマとした街づくり、独居高齢者への配食など目的を絞った活動も多彩に紹介されました。意見交換の中で印象的だったのは、少子高齢化は本当に問題になることなのかという意見があったことです。多摩ニュータウンから富永理事長の意見は、若いお母さんたちが人気のない公園に子どもを連れていくことは大きな不安があるが、高齢者が公園にいることで防犯面からも大きなメリットがあるとのことでした。NPOフュージョン長池では、高齢者も元気に活動しています。体力に合わせた活動ができる仕組みを作ることで高齢化社会は豊かな社会になる可能性に満ちています。今回の縁卓会議でも自治会活動と目的別の活動紹介がありましたが、富永理事長からは、今後の取り組みについて、自治会・町会のような地域で信用力がある組織と得意技のあるNPO法人が融合することが今最も求められているのではとの提案があり、傍聴席から拍手がおきました。最後は、第1回の縁卓会議に続いて第2回目の縁卓会議が行われ、12団体、15名ものニュータウン人が一同に会して情報交換と意見交換ができたことは、大きな成果だったと締めくくられ、傍聴席も含めて参加者全員の大きな拍手で、次回の高蔵寺ニュータウンでの第3回ニュータウン人縁卓会議に引き継がれました。

第2回ニュータウン人縁卓会議実行委員会の皆様、本当に有難うございました。

NPOフュージョン長池 広報担当 山本紀子

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